かるい

7,天與地

 1920年代の上海を舞台にした、いわゆる香港ノワール物の一つ。上海のアヘン取り締まりを強化し、犯罪の撲滅に情熱を傾ける取締官。上海のギャング(幇)に戦いを挑むが、警察ばかりか、軍上層部までが、ギャングと癒着していた。

 アンディの奥さんが殺されてしまうシーンの「纏綿」と、ラスト近くで流れる「忘情水」の2つの曲が、とってもいいです。「忘情水」はちょっと以前の曲のリメイクですが、映画の中で使われてる方が、しっとりと歌い上げていて、くーはこっちの方がすき。って、単にアンディが歌ってるからかも(^^;)



8,天若有情

 宝石店の強盗を手伝わされたチンピラが、逃げる途中人質にした良家のお嬢さんと恋に落ちる。しかし、チンピラはギャング同士の抗争に巻き込まれ殺されてしまう。

 アンディものはギャング物が多いけど、これはその中では割と気に入った方です。相手役の女の子がかわいいし(笑)途中のいかにも、なシーンの連続は、ご愛敬と言うことで・・・(爆)アンディファンの人なら十分に楽しめる一品です。



9,天若有情V

 第二次世界大戦中の、中国南部が舞台。財閥の息子で、戦闘機のパイロットとして出撃した劉は、攻撃され農村に墜落してしまう。そこで知り合った女性と恋に落ちるが、彼は基地へ戻らなければならない。彼女は彼を追って、生まれて初めて村を出る。

 パート2は、見れなかった・・・。どこに行ってもビデオが無い(T_T) 見た方いたら、どんなのか教えてください!!
 パート3は、ラストで戦闘機が夕日を背に帰還してくるシーンがきれいでした。大陸ならではの風景かなぁと思いつつ見てましたが、実際に撮影されたのは、どこなんだろう?

 相手役の女性は「夜半歌声」にも出てきた呉ちゃんです。でも、「夜半歌声」とこっちとでは、全然別人のよう。女優さんって、すごいと思ってしまいました。



10,色情男女

 売れない映画監督は、ある日ポルノ映画の撮影を依頼される。お金のために嫌々引き受けたのだが、現場で働く人々の映画そのものに対する情熱や、一人一人の心の中にある葛藤に触れ、自分が忘れかけていた映画への思いを取り戻していく。

 基本的にはコメディー。かなり笑えます。ただ、R指定なのでちょっと・・・内容もポルノ映画の撮影が主だし(^^;) でも、監督を始め出演者の人たちの映画にかける思いみたいのが伝わってきて、結構お気に入りです。見終わった後に一種のさわやかさが残る映画でした。



11,烈火戦車
 バイクレースに魅せられた青年たちの話。

 いえ、けして手抜きの紹介ではないです、ほんと(^^;)これ以上あんま書きようがなくて・・・。ストーリーは単純だけど、バイクで疾走する画面は、なかなかの迫力。監督の爾冬陞自身がバイク好きだって言うから、そのせいかな?くーは結構気に入ってます(^^)
ちなみに、上の「色情男女」では、この映画をパロってるシーンがあります。見つけてみるのも面白いかも?



12,旺角(上/下)門

 旺角(モンコック)の組織に属する青年。大小さまざまなやくざ同士の抗争に荷担しつつも、弟分のため、恋人のために必死に生き抜こうとする。しかし結局、抗争の中で若い命を散らしていく。

 独特の映像で有名な王家衛初の監督作品。その意味でも、一見の価値あり、かな?抗争場面でのストップモーションも見応え有るし、公衆電話でのキスシーンもいい感じ。
 モンコックというのは香港の下町。一回行ったけど、少なくとも昼間は映画みたいに怖い所ではなくって、結構面白かった(^^)ガイドブックには余り紹介されてないけど、露天とかいっぱいあって、くーは好きかも。あ、映画と全然関係ないや(爆)



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